朝日

山田  豊文氏
 早朝の日光だけが持つ特別なパワー。「青い光」が健康の鍵を握っている。
 神経や血管、内臓、免疫、皮膚や骨にいたるまで、全身の健康につながっていることがこれまでに確かめられています。これらすべての恩恵が、太陽からの青色光を浴びることで受けられるのです。100%フーチ

強いドルがアメリカ一極覇権を再構築する

 そもそも新政権による税制改革、国境税創設が実現しようと実現しまいと、ドル高の基礎的条件が整えられていた。前回レポートしたように、第一は米国の経常赤字の顕著な減少=国際的ドル供給の制約が高まることによって、第二は米国の財政拡大、金融引き締めというレーガノミクスと同様のポリシーミックスによって、である。そのうえでの国境税創設となれば、予想されるドル高はより一層顕著なものになるかもしれない。ドル不足、ドル高は一段と米国の強さを際立たせるだろう。

 ドル高は米国の覇権的立場を強化したい(Make America Great Again)トランプ次期大統領にとって、必須かつ好都合の条件である。以下4つの理由により、現在はあらゆる観点から見て、強いドルが米国国益となっている。

1. 国際分業において相互補完分業が確立し、米国の独占的支配力を持つ企業が世界市場を傘下に収めており、ドル高は安く買って高く売る(=交易条件改善)ことを推し進める、

2. トランプノミクスはインフレと金利上昇圧力を高める(レーガノミクス時と類似)ので、ドル高はインフレと金利抑制に必須、

3. 強いドルは世界を買い占めるのに有利(米国多国籍企業のグローバルM&A等)、

4. 強いドルが米国のプレゼンスを一気に押し上げる(防衛支出有利に、米国の世界地位・世界GDP比シェアなどが高まる)、

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