自然発生的
雨あがりの朝 (湯の山の渓流・・・)
ダイヤモンドに輝く露
芽にとまって息ずく露
宇宙が写っている露
無数の露が乱舞する
まさに 妖精!
芽の露で宇宙が踊る
赤い芽、紅色の芽
若草色の芽、緑のうずく芽
山やまはゆっくり、のんびり
初夏だ わくわく
マハラジ
私は在る。
そして、私が在るゆえにすべては在る。
「私は誰か?」という質問に答えはない。
いかなる体験もそれに答えることはできない。
なぜなら、真我は体験を超えているからだ。
彼の人生の転機となったのだ。グルは彼にマントラと瞑想の指導をした。
修練しはじめたばかりの頃、彼は幻覚を見たり、超越状態に入ることさえあった。
そして、何かが彼のなかで爆発した。
普遍的意識の誕生とも言える永遠なる生命の感覚を得て、小さな店主というマルティのアイデンティティは消え去り、シュリー・ニサルガダッタが生まれたのだ。
永遠の生命の探求のために余生を送ろうと、ヒマラヤへの道を裸足で歩いた。
だが、すぐに彼はそのような探求の無意味さを理解し、踵を返して家へと帰り着いたのだった。彼の理解した永遠の生命とは、見いだされるものではなく、すでに彼が手にしていたものだったのだ。
「私は身体だ」という観念を超え、彼は無上の至福と平和を得た。
彼は真我を実現したのだ。