相結合するフォロスフィールドを説くラズロ(最先端科学者)が書いている。

ダウザーたちがしばしば水脈の位置をじつに正確に見つけるということは、よく知られている。

 地下水、磁場、そして石油やその他の天然資源などが存在すると、ダウジング・ロッドや振り子が反応する(ダウザーがダウジング・ロッドを手にしないかぎり、ロッドが動くことはないので、ダウジング・ロッドそのものではなく、それをもつ人間の脳や神経系が、水やその他のものの存在に反応しているということは明らかである。ロッドは単に情報を目に見える形に表わしているだけなのだ。

 ダウザーの腕を動かす無意識の微妙な筋肉の動きをロッドが拡大しているのである)。

 最近になってわかってきたのは、ダウザーは自然界から発信される情報だけではなく、他の人間によって遠く離れた場所から発信される情報も受信できるらしいということだ。「ダウジングできる」線や図形を一人の人間が意図的に作ると、それが、何がどこで作られたかを知らされていない、遠方にいる人間の心や体に影響を及ぼす。彼らがもっているロッドは、それらの線や図がまるで彼らの眼前にある自然の原因によるものであるかのように動く。

 これは、この一〇年間に、名高い技術者、ジェフリー・キーンが英国のダウザー協会のダウジング研究会の共同研究者らと共に実施した一連の遠隔ダウジング実験で明らかになったことである。

 キーンは、ダウジング・フィールドは「宇宙全体に広がっている情報場」のなかに作られ、そこで維持されているのだと結論した。

 脳はこのフィールドと相互作用シテ、ダウジング・フィールドをホログラムとして受信するのである。キーンとダウジング研究会は、これは、別々の、そして場合によっては遠く離れた人間が行なった、脳とこのフィールドとの非局在的な相互作用の一例であるとしている。

臨死体験(NDE=Near Death Experience)およびその他の変性意識状態に関する実験〉脳や意識に到達している情報は、目や耳から入ってくる範囲を超えていることを示す証拠が、すでにかなりの量で集まっている。なかでも注目に値するのは、イギリスの臨死体験研究者、ケネス・リングの研究によって得られたものである。

 死を間近に経験した普通の人々による本物の体外離脱体験(エリザベス・キューブラー・ロスがNDE現象の研究をはじめて以来、多くの事例が記録されている)という証拠を得たことに満足せず、リングは視覚に障害のある人々の臨死体験の研究に取り組んだ。
 一連の試験で、身体の状態が死に近づいた二一名の視覚障害者のうち一五名が、完全な視覚を経験したと報告した(残る六名のうち、三名は見えたかどうかはっきりしないとし、三名が何も見えなかったようだとした)。

 視覚を経験したと報告した人々のあいだでは、生まれつき目が見えなかったのか、生まれた後に視覚を失ったのか、重い視覚障害をもっているのかによる明確な違いはまったくないことをリングは発見した。さらに、彼らが報告した経験は、視覚をもった人々の報告とほとんど同じだった。

 リングは、そのように思えただけで実際にはそうではなかったのだととか、夢のようなものだとか、昔の経験を思い出しただけだ、あるいは、脳や皮膚の受容体による一種の「盲視」だろうという、よくある懐疑的な議論によって結果を説明しようとした。

 しかし、被験者たちの経験のはっきりした視覚的な特徴や、さらにそれらの経験のさまざまな特徴から、それが本物の知覚であることが検証されたことは、このような議論によっては説明できなかった。
 NDEはその他の体外離脱体験と同様に、変性意識状態で起こる。

 瞑想、熱心な祈り、断食、リズミカルな動き、呼吸のコントロールなども変性意識状態を作り出し、いずれの場合も感覚器官によらない情報を受信できる状態につながっていくことが明らかになった。意識が変性状態にあるとき、脳は、常識的な世界観とは相容れない情報を抑圧しない状態で働いているようである。
 これに対して、通常覚醒しているときの意識は、厳格な検閲を行なっている。すなわち、ほとんどの人々が、目や耳によって伝えられたとはっきりわかる、明瞭な経験以外の経験をすべて無視するように「洗脳」されている。