RSウイルス感染症

乳児のRSウイルス感染症は要注意

 RSウイルスは接触や飛沫を介して気道に感染し、2-5日の潜伏期の後、発熱、鼻水、咳などで発症、通常1-2週間で軽快します。しかし2歳以下の乳幼児ではしばしば上気道炎から下気道炎に進展して細気管支炎、肺炎を発症し、特に6ケ月以下の乳児では入院加療を必要とすることが珍しくありません。
免疫不全児、低出生体重児や呼吸器・循環器に基礎疾患をもつ乳幼児は重症化しやすく、特に注意が必要です。

 日本では2歳までにほぼ100%が初感染をうけると考えられます。麻しんやムンプスとは異なり一度感染しただけでは感染防御免疫が不十分で、何度も発症しますが、通常再感染のたびに症状は軽くなっていきます。

☆ 細気管支・肺胞之RSウイルスぬく。