【尋常性白斑とは】


 メラニンをつくりだす色素細胞に対して、自己免疫機序によって抗体がつくりだされ(抗メラニン抗体、抗色素細胞抗体)、メラニンもしくは色素細胞のはたらきがさまたげられて、メラニン量が局部的に減少して皮膚の色が部分的に白くなると考えられている型、

 色素細胞あるいはメラニン色素が、炎症の波及、慢性の刺激により破壊されて白斑が生じる型、

 末梢神経の支配領域に一致して白斑が生じる、神経からの化学伝達物質の異常に基づくと考えられている型などがあります。

【症状は】白斑はからだのどの部分にもあらわれる可能性がありますが、顔や手足などの露出部に比較的多くみられます。

 また、神経走行に関係する白斑は顔面によくみられます。いずれも境界が明瞭な不整型の脱色素斑で、痛み、かゆみなどの自覚症状はありません。

 また、頭皮にできると、毛にメラニン色素が入らなくなって病変部が白毛になることもあります。

【診断は】生まれつきのものは、先天的に色素細胞のない白斑性母斑(白いあざ)とよばれるもので、後天的に出現する尋常性白斑(白なまず)とは区別されます。

 尋常性白斑は伝染しませんが、各部に多発することもあります。治療によって再び色素が出てくる傾向があるので、この点からも白斑性母斑とは異なります。

対応 患部の
メラニン色素産生色素細胞  之メンタルレベル・・・・・・エネルギー入れる
 末梢神経         之 抗メラニン抗体
                抗色素細胞抗体  之メンタルレベル
                異常神経伝達物質
                フリーラジカル・・・・・抜く
                IgE,G抗体