開戦と今日までの経過は大成功・・・・・増田氏の検索

戦争がある限りアメリカは不滅

 果たして一般論が示唆するように、開戦後のイラク政策は惨めな失敗だったのでしょうか。
否、勝者の見方は正反対で、アメリカは最初から大成功を収めていると見ます。なぜならば、開戦以降ドル市場は拡大し、アメリカは親米国と基地の数を増やし、政治的影響力はロシアなど他国を圧倒しているからです。

戦争をしている限りアメリカは不滅なのです。

 具体的には、開戦前1バーレル30ドル前後だった石油価格は、現在75〜80ドルと3倍に近づいています。その恩恵でカタールや湾岸諸国、エジプトなどでは空前の建設ラッシュが続き、その経済効果は日本とアメリカの経済に恩恵を与えています。

また、イラク現地では戦闘やテロによるインフラ破壊が続き、これが新たな復興需要を創出しています。

10月まで株売買は止めるのが賢明

中国経済のリスクは年々低下する

 具体的な材料を検討すると、日本のバブル時とは大分事情が異なります。

 ?中国では預金率が50%もあり、?毎年億万長者が8000万人も生まれているので、株を買う資金はまだ潤沢です。
かっての日本は、個人投資家が住宅まで担保に入れて資金を調達していたのです。
 また、?インフラ需要が増加し、かっては外国の直接投資に依存していたのが、?新会社では50%が社債やIPOなどの国内資本で賄えるようになっています。さらに収入の60%は輸出によったものが、?50%が国内消費になっています。

そして?輸出も依然増えています。このように経済ファンダメンタルは年々健全化しています。

 一方で、3時間の停電があるとか、格差を原因とした暴動、食品不安などの社会環境リスクは確かにあります。

しかし、中国政府はそれらが投資の減少につながりかねないことを認識していて、真摯に対応・改善策を講じ、効果を挙げています。全体的に中国経済のリスクは減少しているのが実情です。
・ ・・・・・・・・・・・・・40%

・ 波動的にはリスクの方が遥に大きい。