本当のサービス
商品力だけでは、人を引きつけられない時代になってきています。世の中にはモノがあふれて久しく、極論すれば、商品自体はどれをとってもみな似たり寄ったり。
それほど格差がなくなってきているからです。そこでは、何よりもプラスアルファの魅力づけがなされていないといけません。
つまり付加価値を高めなければならない。これによって、よそとの差別化を図り、集客力を上げる必要があるのです。
では、その付加価値は一体何で決まるのでしょうか。
ズバリ、サービスです。人間だけが提供できるサービスこそが、付加価値を生む源泉といえます。お客様の心を動かす魅力づけとなるのです。
でも、形だけで、おざなりのサービス、並みのサービスでは話になりません。
お客様の心に全く響かず、見向きもされないでしょう。
そこでは、サービスの質が問われているのです。
いってみれば、お客様の感動を呼ぶ質の高いサービスが提供できるかどうか。
これが、勝敗を分けるポイントとなってきているのです。
仕事をしていく前提として、いちばん気をくばらなければいけないことと言えば、それは人間関係であると私は思うのです。
どのような仕事に携わるにしろ、私たちの前には常に人がいます。
それはお客様であったり、上司や部下、先輩や後輩、同僚であったり、取引先であったりとさまざまな場合が考えられるでしょう。
お客様に絶対「ノーと言わない」サービス
リッツ・カールトンの接客の特徴をひと言で表すなら、「ノーと言わない」ということです。
お客様から何かを頼まれたら「かしこまりました」「喜んで」と応じ、どんな細かい頼みごとにも誠心誠意お答えします。
開業準備段階から私たちは「ノーと言わないホテルになること」を目指してきました。
最初は私自身、「そんなことができるんだろうか」
「パーソナル」なサービスだから感動していけだける ・・・・林田氏参