前生問題

 『前世は本当に存在するのか?

存在するという証拠は、いったいどこにあるのか?』

 こういう疑問を私にあびせる人はひじょうに多い。疑問はもっともだと思う。だが、私はあえていう。前世は事実、存在するし、証拠もいやというほどある。

 前世の記憶は、人が生まれかわる瞬間、一度きれいに消えてしまう。そうでなければ前世と今生の境目がなくなり、秩序がなくなってしまうからだ。

 しかし、魂の奥深くに刻み込まれた記憶はそう簡単には消えてはいない。意識にのぼらないだけで、無意識の深層心理の中にちゃんと生きているのである。

これが《生気体の記憶》である。

 何かのキッカケで、それは不意に意識の壁を破って私たちの日常に顔を出す。そこで私たちは、そんなじつに奇妙な自分の心の動きを経験するのである。

 どこかで会ったような気がした人は、前世であなたの恋人、妻、または夫だった人かもしれない。あるいは前世で憎み合い、殺し合った相手かもしれない。
 
アストラル・メンタル体は 五百年間を記憶している。

コーザル体は  一万五千年間を記憶している。



ツキのある人・ない人の差は何が原因か

『前世というものがあるとして、それを知ってどうなるのだ。過ぎ去った昔にもどることができないなら、前世のことを知ってもどうにもならないじゃないか』

 こう考える人もなかにはいるかもしれない。だが、あなたは、日ごろ、こんな疑問を感じたことはないだろうか?

 なぜ、世の中にはツキに恵まれたひともいれば、そうでない人もいるのか。なぜ、金持ちの家に生まれる人もいれば、いくら努力しても貧乏から抜けだせない人もいるのか。なぜ、病気にばかりかかる人がいるかと思えば、丈夫で病気しらずの人もいるのか。

 なぜ、一生を幸せな結婚生活で送る人もいれば、不幸な結婚や恋愛に泣く人もいるのか‥‥。

 こうした人生のあらゆる“なぜ”を解く鍵が前世にある。私たちの無意識の中に深くしまい込まれた前世の中に、それらの疑問に対する答えがかくされているのである。

 ある有名俳優の息子で、生まれたときから原因不明の頭痛に悩まされている少年がいた。
 この人の前世は戦時中の軍艦の乗組員であった。敵の投下した爆弾が炸裂して頭に重傷を負って死んだのだ。その衝撃が今も潜在意識に残っているのだ。

 なぜ頭に負傷したかといえば、これももう一つ前の前世に原因があった。そこでは、この少年は侍だった。剣道の練習のために、他人が一生懸命に石を削って祀ったであろう地蔵菩薩の頭を、木刀で殴りつづけていたのである。

 それがもとで次に生まれかわったときには、炸裂した爆弾の破片に頭をやられ、その痛みがさらに生まれかわったいまもつづいているのである‥‥。

 或る上場会社の社長M氏は、脳外科医から「貴方の頭痛は脳動脈奇形で治らない。モルヒネにたよるしかない」と言われた。

 よくフーチ探査してみると、関ヶ原の合戦のとき敵将を騙して後ろからブッタ切った。切られた敵将の怨みが因。

 謝って下さい。とお詫び、謝りまくったら治った。

考えられないような病気や事故のウラには、このように

必ず前世の因縁が横たわっているのである。

 前世が会社経営や仕事に影響をおよぼす場合もある。

千葉県でゴルフ場、ホテルなど精力的に事業を進めていたある事業家が、利根川の河川敷にゴルフ場を造成して以来、急に事業がつまずきはじめた。

これまで破竹の勢いだったものがパッタリと運に見離され、やることなすこと失敗続きという状態におちいったのだった。

 よく調べてみると、不運のきっかけとなった利根川河川敷のゴルフ場というのは、かつて平将門が矢に当たって死んだ戦場跡だったのである。

 事業家の前世は、将門とともに戦った侍だが、古戦場を掘りかえしてしまったため、かつての仲間の霊にたよられ不運を背負い込んでしまったのだ。

 結婚や恋愛にまつわる男女の関係にも前世の影響は極めて大きい。

 ある女性は、いくら恋愛しても不思議に結婚という段になると、何か突発事件が起きて結婚できなくなるという運命に悩んでいた。容姿にしろ家柄にしろ、彼女のほうには欠点は見当たらない。みんな相手側の男のほうのゴタゴタが破談のもとなのだった。

 原因はすぐわかった。じつはこの女性には若くして戦場で死んだ兄がいた。青春の喜びも知らず死に追いやられた兄の無念の思いと、この世への執着が彼女に取り付いて、彼女の結婚を邪魔していたのである。

 この兄の霊がなぜここまで実の妹に執着したかといえば、前世、この二人は兄弟ではなくて深く愛し合っていた夫婦だったからである。それが生まれかわって兄妹となり、兄は一人戦場で死んだ。その恨みが彼女への執着となって彼女に取り憑いていたのである。

 ある男性は、前妻が妊娠九か月で中毒症にかかって死んだあと、後妻をもらったが、この後妻も妊娠九か月で同じく中毒症にかかり危篤状態というので青くなって私のところへかけ込んできた。 


氏名 A 之今の状態にかかわるAの前生の過去世のノイズ之メンタルレベル

・傑出した人間たちの前世は神々である場合が多い。

・神は人間の古手である。

・前世の罪は必ず現世にあらわれる


《超不運・超難問・超難病
       前世・過去世の業チェック》

 ⒈何時頃
    50年前  70年前  100年前  150年前           200年前  300年前  400年前  500年前

 ⒉事項
   ⑴ 財産問題
   ⑵ 男女問題
   ⑶ 性的トラブル
   ⑷ 殺人
   ⑸ 盗み
   ⑹ 人間関係
⑺ 家族 ・ 姑嫁 ・ 親子 ・ 兄弟
   ⑻ 仕事
   ⑼ 特殊な事
       泥棒・軍人戦場殺傷・戦国時代など‥。