ジュセリーノ

予知能力の発見
 ジュセリーノ氏の生来の能力が表に出はじめたのは、少年時代に体験した、ある出来事がきっかけだったと思われる。少年ジュセリーノが同年代の子供たちと遊んでいたとき、まぶしく輝く黄金の球体が裏庭におりてきたという。

空間に浮いた炎が放つ不思議な光は、太陽光よりも鮮やかで温かかった。球体はいきなり燃え上がるかのように光を増し、稲妻が落ちたかのように思われたので、ほかの子供はみな逃げてしまった。

だが、世の中には銀を金に変えようとする人もいれば、土の中で劣化しない金属を求める人、見えない波動をキャッチしようとする人もいる。少年ジュセリーノも危険をかえりみず、球体をしっかりと手につかんだ。
そして、その後一年くらいをかけて、予知能力はしだいに開花していったのである。

 これから数年先の出来事を見てみよう。

 アフリカのカナリア諸島では、二〇一三年一一月に大きな噴火が起きる。

 二〇二三年には、サンパウロとニューヨークの空に、それぞれ直径一三〇キロメートルと二〇〇キロメートルの、大きな破壊力を持つ黒い雲が現れる。

 二〇一四年から二〇二五年には、地球に衝突する可能性のある小惑星が近づいてくる。また、二〇二九年には、別の小惑星も接近する。

 環境破壊は黙示録の始まりを意味する。はじめに、世界の大国が損害を受けるだろう。

 第三次世界大戦は災害によって引き起こされるということである。「新しい街(ニューヨーク)」は自然災害の直撃を受ける
また、イエローストーン国立公園の地下から炎が噴き出して大地が大きく揺れ、周辺地域が影響を受ける。いずれもじつは人間が引き起こしたものだ。

災害の規模を目の当たりにして、胸が張り裂けるような思いだった。被害を最小限に食い止めるため、アメリカ政府に警告の手紙を送った。

 地球温暖化への対策を講じなければ、今後そうした熱波は当たり前のものとなる。
 二〇一二年の夏には、アメリカ西部の多くの都市で最高気温の記録が破られるだろう。気温は連日摂氏五三度以上にもなる。もっとも顕著な場所は、ネバダ州ラスベガス市、コロラド州デンバー市、アリゾナ州などである。

 日本のいくつかの地域でも、気温は摂氏五一度まで達する。ブラジルでも主要な場所で四八度まで達する。これらに限らず、気温上昇は海洋を含めて世界中で起きることだろう。二〇二三年までに、気温が六三度にまで達する地域が出てくる可能性もある。

日本
 日本のいくつかの地域では、猛暑による干ばつが、もっとも深刻な問題になる。これにより二〇二六年までに大規模な水不足が発生する可能性がある。

食糧・エネルギーの供給と住民の健康が影響を受け、国の経済は損失をこうむって大きく破綻する。
 高温域に暮らす住民は、下痢や新種のウイルスなどに悩まされる。そうでなくても、気象変化は農業生産に衝撃を与え、あらゆる経済階層の住民に影響をおよぼすだろう。

太陽の表面爆発による「熱波」

二〇〇八年三月二五日、太陽の表面で爆発現象が活発になり、二〇一二年一二月三一日まで継続する。

なかでも、二〇一〇年にはもっとも強いフレアが発生し、地球の通信手段に影響を与えるだろう。
人間が引き起こした地球温暖化に、太陽のフレアによる干渉が加わることで、二〇一一年からおそらく翌年にかけて、世界中にとてつもない危害がおよび、生命の生存がおびやかされる。

ことによっては、表面の異常爆発は二〇二八年まで継続する可能性もある。そうなった場合は、地球の崩壊をまねくおそれもある。

***しかし何故か?

性格が科学者・技術者タイプ??????