文明の崩壊は過去何度もあった

白川伯王家には、時間の概念がなく永遠の「中今」だけが存在する!

七沢氏

 そもそも、白川の「おみち」には、時間の概念がありません。それは、インドの神話と同じです。「中今」と言いますが、永遠の今があるだけなのです。

予言のようなものは一切ありませんし、私は、そのような話を先生から伝えられたことは一度もありませんでした。

 予言宗教ではないし、終末観もないのです。日の本の国は、天壌無窮(天地とともにきわまりないこと)で、永遠に続くと先生より伝えられました。

 終末論というのは、歴史という概念を使うための方便、あるいは、人類に早く気付きを与えて進化させるための一つの方便だと思います。一神教的自然神学のミレニアム、千年紀という概念は、一種終末論を強調して回心を促すためのものです。

二一世紀を迎えるに当たって、終末予言が人類の懺悔、反省のために用意されましたが、終末が起こらなかったことで、効果が減じてしまいました。