眼瞼下垂症

まぶたのたるみが頭痛・肩こり・腰痛を引き起こす理由

どうして、まぶたがたるむと、知らず知らずのうちに多くの労力が必要になるのでしょうか?
まぶたがたるむと、まぶたを持ち上げるための筋肉をより強く緊張させることになります。

ところが、実はまぶたを持ち上げる筋肉には、頭部の筋肉と運動する仕組みが備わっています。そのため、まぶたを持ち上げる筋肉が強く緊張すると、反射により額の筋肉、頭の筋肉も連動して緊張するのです。

さらに、頭の筋肉の緊張が強いと、それを助けるために首から肩に掛けての筋肉まで緊張します。
この状態が長く続くと、頸椎(けいつい)が湾曲し、首が前方に出て、猫背気味になります。このようにして、まぶたのたるみが、頭痛、肩こり、腰痛にまで影響してしまうのです。

不眠・慢性疲労・不安をもまねく理由

まぶたを持ち上げる筋肉「ミュラー筋」です。ミュラー筋は、目を開いている時に働き、閉じている時には休みます。このミュラー筋の働きと連動しているのが、実は自律神経なのです。
ミュラー筋が働いている時、自律神経は“活動的”なONの状態です。

ミュラー筋が休んでいる時、自律神経は“リラックス”のOFFの状態になります。

ところが、まぶたの皮膚がたるんでしまうと、ミュラー筋は目を開けておくためにはより強く働く必要があります。すると自律神経は、“活動的”なONの状態を通り過ぎて、緊急事態の“緊張”状態になってしまうのです。

さらに、眠ろうとして目を閉じても、上まぶたと下まぶたが合わさった時には、ミュラー筋はまだ働いているのです。自律神経は、ONの状態のままですから、これによって不眠の状態が起きるのです。

そして、自律神経がOFFuならない状態が続くと、慢性疲労や不安などの症状が起きてしまうのです。そのため、まぶたのたるみが原因で、生活に支障をきたすような場合は「目瞼下垂症(がんけんかすいしょう)」という病気と診断され、保険適用の治療(手術)が行われます。

眼瞼下垂症を進める原因

・夜更かしをする
・涙もろい
・花粉症
・女性

実は、これらに共通する“目をこする”という行為が、眼瞼下垂症と深く関わっています。

若い人でも、目をこする機会が多いと、まぶたの皮膚よりも先に、ミュラー筋が薄く長く伸びてしまうのです。

その結果、ミュラー筋が一所懸命に働かなくてはならず、反射で額の筋肉も緊張するため、まぶたの皮膚もたるみやすくなってしまうのです。

眼瞼下垂症の予防

・目をこすらない
・眉毛を動かす癖をやめる
ミュラー筋を休ませる

ミュラー筋を休ませる”一番の方法は、目線を下げることです。

ミュラー筋は、目線を上にしたときに最も強く働き、目線を下げるとゆるむ傾向があります。日常生活の中に、読書・編み物・料理など、目線を下げるような作業を取り入れたり、パソコン画面を正面よりも下にするなどの工夫をすると、ミュラー筋を強く働かせることを防ぐことができます。

眼瞼下垂症による不眠の場合にも、目線を下げることが有効です。

眼瞼下垂症による不眠を改善する方法

目を閉じる際に、アゴを引き目線を下斜め45度に下げるようにします。目を閉じた際に、まゆ毛が本来の位置にまで下がっているか確認して下さい。

➀鎖骨のくぼみのリンパ節
?顔周辺のリンパ
?肩周辺のリンパ
?後頭部周辺のリンパ

この4つにEg入れる。又、ミュラー筋にもEg入れる。