殺人・暴力・嘘つき・愛せない・爬虫類的の原因と対応


 0CD症の原因と対応

 キーポイントは・・前部帯状回皮質!!!

 人間は、辺縁系(原始ほ乳類の脳)と視床下部(爬虫類の脳)の機能だけに支配されてはいないのです。脳の3層構造の一番上にある大脳皮質というところは、人間が社会生活を送るための情報を貯えるところです。

人間が現在いる環境にうまく適応するために必要な行動パターンの集積を「文化」と呼ぶのだと私は思いますが、この情報を貯えて適切な命令を出すのが大脳皮質の役割です。もし人間が、間脳と視床下部だけに支配されているならば、爬虫類や魚と同じで子育てはしないでしょう。

 ほかのほ乳類にも原始的な「感情」はありますが、それは人間では「情性」というもっと高度なものに昇華されています。
これは、辺縁系の構造の違いによります。これはヴァルツェッリという人の説ですが、人間の場合は、辺縁系の前3分のーがよく発達しているのに対し、ほかの動物ではそんなに発達していません。
そして人間には、前頭葉(大脳皮質)と辺縁系の前3分のーのあいだに、神経繊維で連絡されている回路(前頭葉辺縁系前部回路)があります。ここが、ほかの個体を愛しく大事に思うという情性を生み出しています。

 大脳皮質も関係しますから、さらにそこに「べき論」が結びつきます。

前頭葉辺縁系前部回路が情性を生み出すからこそ、人間は他人に優しくでき、相手を思って愛を加減することができ、また場合によっては他人のために自己を犠牲にすることができるのです。
子殺しのいくつかのタイプは、この連結がうまくいかなくなる場合に起こります。

これは、脳機能失調症候群と言いますが、大脳皮質のコントロールがまったくきかなくなり、比較的古い脳である辺縁系や、さらに古いその下の視床下部の働き、つまりほかのほ乳類や爬虫類の脳の機能が優勢になるのです。

ОCD症

 前部帯状回の過活動が、患者の強迫症状に伴う強い葛藤の反映であり、もしくは強迫症状の原因そのものである可能性を示唆している」としています。その後の画像研究から、高橋克朗医師らは、OCD神経ネットワーク仮説」を提出しています。

それは、前部帯状回皮質が脳の他の部位からもたらされる情報を統合して、行動の意欲や動機づけ、感情に関する情報処理の優先度を設定する役割を持つのではないかという仮説です。

前部帯状回皮質は、多彩な脳の領域と相互に結合しあって・人間の認知や行動にかかわるさまざまな機能や記憶に関与しているというのです。

OCDの症状は、前部帯状回皮質の活性が亢進して、適切な刺激がないのにもかかわらず、生得的な情動が活性化することによるもの。

  生得的な情動とは、本能的な不安や恐怖なども含むものでしょう。

 適切な神経回路からの抑制がはずれ、反復行動などの生得的な運動プログラムが解放され促進されるのが強迫行動であると、この研究では推測しています。

 前部帯状回皮質は、人間が知的な生物として進化する以前から持っていたとされる大脳辺縁系に属しています。

大脳辺縁系は「情動脳」ともいい、本能的な情動を担っています。それに対して、前頭部にある大脳皮質の前頭葉は「理性脳」といわれ、人間が進化の過程で発達させてきた脳であり、思考や創造活動など人間の知的な活動を担っています。そんなことも考えると、人間という生き物の進化にともなって140億以上もある脳神経の細胞が、ちょっとばかり回路を間違えてしまったのがOCDという病気、ということがいえるかもしれません。

 対応 前部帯状回皮質にEGを入れ。(浄化)風疹ウイルス・フリーラジカル等を抜

く・・・前頭葉へ素直に繋がる・・・・正常な人間性の回復と言う事になりそうです。