ピークオイルシナリオ

 ピークオイルシナリオは2037年(需要変動で2026〜2047年)にやってくると予測している。楽観的な予測でも、今後30年前後でピークアウトする可能性が高いとしているわけだ。

 メタハイの地層は四国沖Shikoku coast、九州沖Kyushu coastにまで大きく広がっているが、この海域は水深が深いため、東部南海トラフより開発が難しくなる。

さらに東海地方のような大消費地が近いにないので、パイプラインで需要地へ送るという方法が使えないこともありうる。

そうなると天然ガスを液化してタンカーで他の地域に運ぶ必要があり、コストが跳ね上がってしまう。つまり、生産は可能でも採算が合わないということも十分に考えられるのである。

水素社会より効率の高い電池社会

原発回帰の動きはもはや世界的な流れである。

世界38カ国・地域で運転中の原発は439基で、建設中は36基、計画中も93基ある。

日本原子力産業協会の予測では、今後20年間で計150基以上の新規建設が見込まれ、

原子力業界では“原子力ルネサンス”と呼んでいる。

そのなかでも期待が集まっているのは日本の原子力技術である。

日本メーカーによる世界受注競争