脳貧血とは?

 脳貧血とは、脳内に行く血液の流れが一時的に少なくなり、気が遠くなったりすることがあります。普段から比較的血圧の低い人が、気温の高いところで長時間立っていたり、湯ぶねから急に立ち上がったり、神経質な人がひどく驚いたり、恐れたり、精神感動によって起こることがある。その外、急に多量の血液や水分を失ったときにも起こる。
 低血圧の人がなりやすく、血液循環が悪いために起こる症状で、起立性低血圧(座った姿勢では血液は正常なのに、立ち上がった状態で測ると上の血液が下がる症状のこと)ともよばれています。
 脳貧血は、めまい・顔面蒼白・失神・冷や汗・吐き気・寒気・手足が冷たい・脈が弱く遅くなるといった症状です。さらに、手足の感覚がなくなり、気が遠くなり、倒れてしまいます。
 
脳貧血と貧血症の症状は、よく似ていて、貧血症の症状はだるさ、息切れ、むくみ、微熱などの症状で、めまいや意識不明で倒れる脳貧血と貧血症は混同されやすいのですが、脳貧血は自律神経が絡んだものが原因で、症状も一時的なものがほとんどです。
 
よくめまいがする人に効くツボ
◇ 中渚(ちゅうしょ)
 手の甲の薬指と小指の間を指でなぞり、2つの骨がぶつかった部分にあるツボです。人差し指を少し立てて指の腹で中渚を強めに押します。
 
対応
自立神経、交感神経、副交感神経にEg入れる。

延髄にEg入れる

脳貧血を予防するには

・下肢の筋力を保ち血液を心臓に戻す力を強める。

・風呂上りに水をかけ、冷水摩擦などで自律神経の働きや血液の循環をよくする。