疲労原因物質

ただ分かっていることは一つだけあった。

というのも疲れると、HHV6ウイルスが唾液中に増えるからだ。

HHV6ウイルスというのは、ヒトヘルペスウイルス6型という、慢性疲労症候群の原因ではないかといわれるモノだ。

これは母親からたいていうつるウイルスで、ほぼ全員が感染しているウイルスだそうだ。

疲労物質FFとは?

実は細胞内に老廃物や活性酸素が増えると、細胞内にFF(fatigue factor)というタンパク質ができるという。

疲労するとヘルペスウイルスが増えるというのはよく知られていたが、同時にこのFFタンパク質も増えるのだという。
そしてFFというタンパク質ができると、脳に疲労しているという情報が伝わる。

一方、細胞内のHHV6は逃げ出して、唾液中に集まっていく。

そして過労になるとFFタンパクが細胞内にさらに増え、こうなると免疫力も落ちるという。

このFFタンパクが果たして疲労物質なのか。

疲労させたネズミから抽出したFFタンパクを他のネズミに注射すると、途端に活動が鈍くなってしまうという。

再現性があるので、どうもこれが疲労の正体らしい。(引き金は、老発物や活性酸素らしいが)

疲労物質FFが細胞内に発生して留まっていく、そのせいで疲れる訳やね。

睡眠をとったマウスに比べ、徹夜マウスではFFが脳、膵臓(すいぞう)、血液で3〜5倍、心臓と肝臓では10倍以上も増えていた。

2時間泳がせた場合も、同様に変化した。どちらも休息後は平常値に戻った。

さらに、FFを元気なマウスに注射すると、大好きな車輪回し運動をほとんどしなくなった。

疲れの程度に応じて増減し、かつ、外から与えると疲れが出現するという「疲労原因物質」の二つの条件を満たした。

コーヒーや栄養ドリンクは、疲労に効かない!


疲労解消

☆細胞内のFFタンパク質をぬく。