ストレス・・3


 ストレスを隠し持つ左後脳

 CIAにはご用心!


左後脳にCIA(アメリカ秘密中央情報局のことではありません)と呼ばれる箇所があり、日本に今流布している脳の研究所にはほとんど紹介されていませんが、とても重要な役割を果たすことがわかったのです。

そこでは、苦痛・恐怖・苦痛への恐怖を扱います。

苦しいことがあるとどのように対処しますか?苦しみを乗り越えて、
いっそう元気に生きていければそれに越したことは無いのですが、自分尾の処理能力を超える苦しみを経験した場合にはそうもいきません。

そんな場合、我々は「忘れる」という手を使うのですが、
「忘れる」というのは「苦しみがなくなった」ということではありませ
ただ「奥に隠した」にすぎないのです。

 そして二度と同じ苦しみを味わわないですむように、自動防御装置を働かせるのです。

似たような苦しみ体験が近づいてきたら心を遮断して制御するのです。その機能を果たすのがCIAです。

それは我々を助けてくれるのですが、一つ大きな欠点があります。CIAはその苦しみ体験に対するパターン認識しかできないのです。
過去のストレスをもとに現在の行動に制限をかけるのがCIAの働きです。

ストレスを解除する前脳

右脳と左脳の統合 全脳 ワンブレインをはかる左後脳のCIAのしはいから脱却するには、感情抜きで冷静な思考ができる脳の機能を働かせる必要があります。

その機能をもつのが前脳なのです。そして前脳を活性化するには、おでこ(前脳)に手を当てるだけでいいのです。おでこに手を当てると、CIAの支配からかなりの程度脱却できて、前脳(前頭葉)の機能が中心となって働くのです。

 さらに前脳で左側と右側がつながるので、後脳の左脳と右脳がつながることになるのです。右脳の前後はつながっていますから、左後脳支配から脱して、右脳が活性化するのです。

 左脳の後脳→左脳の前脳→右脳の前脳→右脳の後脳へとエネルギーが流れるようになるのです。こうして脳の全体が活性化されます。左後脳の支配から脱することができるのです。

 これでストレス解消の原理はお分かりいただけたでしょうか?要約するとストレス(=恐怖回避パターン(は左脳後部に保持され、同じ痛みを経験しないように、よく似た「しきり(見えないストレス)=心の壁」に出会うと避けて通ろうとするのです。

今はまったく新しい状況であり、もはや、「しきり(=見えないストレス=心の壁)」は存在しないのだと、実感してもらうために、意識を前脳に集めればよいのです。

おでこに手を当てるだけでそれは可能になるのです。