謎の肺がん急増中

理不尽!X線では写らない?

X線では、このような空気を多く含む場所にできるがんはとっても見つけにくいんです。

肺の末端でなにが?

では、肺胞ではいったい何が起きているのでしょうか?

肺の中を進んでいくと……

肺胞にいる何やらうごめく物体。

肺胞マクロファージという異物の掃除屋です。

異物が肺胞に肺ってくると、体の中に取り込んで活性酸素で分解したり異物が多いときは、さらには活性酸素を体の外に出してまとめて分解してしまいます。

さらに、発がん物質で細胞が傷ついたときには、抗がん作用のある物質で細胞を修復することもできるんです。
まさに肺を守るスーパーヒーロー!!

原因は?
肺胞マクロファージは、いつでも肺を守ってくれていると思いきや……

あることをきっかけに突然暴走を始めてしまいます

それは……空気。

わたし達が何気なく吸っている空気には、

化学物質などさまざまな有害な物質が含まれています。・・・・・・黄砂

これらを大量に浴びると、肺胞マクロファージは、武器である活性酸素をめちゃくちゃに出し始めると考えられています。

さらには……

自分の出した活性酸素で肺胞マクロファージ自身が死んでしまうことも!

その結果肺胞マクロファージは、まわりの健康な細胞の遺伝子を壊してしまいます。

そして傷つけられた健康な細胞は……

結果としてがん細胞になってしまうことがあるんです!

もう一つの原因は、「女性である」こと。

愛知県がんセンター研究所の最新の調査で、女性ホルモンによって肺がんになるリスクが高まるという結果がでました。

実は女性の中には、肺の細胞に女性ホルモンがくっつく受容体がある。・・・・・・この受容体を抜く