特発性血小板減少性紫斑病


【特発性血小板減少性紫斑病とは】血小板を減少させる病気はいろいろありますが、原因となる病気もないのにおこる血小板減少性紫斑病をいいます。

【原因は】免疫機能の異常によって血小板が過度に破壊される自己免疫疾患と考えられています。このため、免疫性血小板減少性紫斑病ともよばれています。

 急性は多くの場合、はしかなどのウイルス感染にかかったあとで発病しています。これは、ウイルスに対する抗原抗体反応の結果生じた免疫複合体が血小板膜に結合するため、血小板は網内系細胞にとらえられて減少すると考えられています。

 慢性の場合は、なんらかの原因で産生された免疫グロブリンが血小板膜抗体と結合し、その結果、膜に結合した免疫グロブリンを介して網内系細胞にとらえられ、血小板減少がおこると考えられています。

【対応】
血液・骨髄之免疫グロブリン、血小板膜、抗体をぬく