アメリカの日本潰しが始まった

・  
オバマの国家戦略だ 大不況と景気

・ 回復の失敗でルーズベルトの日本攻撃が再現される!  
・    日高義樹
・   腐敗した政治家が自動車産業を乗っ取った

・  アメリカの現在の腐敗した政治家の一覧表をあげてみよう。

・ まず第一にオバマ大統領、第二にバイデン副大統領、三番目がラフウード運輸長官、そして四番目がエマニュエル大統領首席補佐官、それに続くのがホルダー司法長官とレイド上院院内総務。

・  オバマ大統領はゴールドマン・サックス、GE、GM、ファイザーモンサントなどから膨大な政治資金を受け取り、ホワイトハウスに入るや、お返しとして国家資金を大量に渡した。

・ バイデン副大統領とラフード運輸長官は、GMをはじめ自動車業界から多額の献金を受け取り、GMを国有化した。

・  エマニュエル大統領首席補佐官は、ゴールドマン・サックスをはじめ銀行から多額の選挙資金を受け取り、GMとクライスラーへの多額の公的資金投入を行った。

・  ホルダー司法長官とレイド上院院内総務はアメリカ自動車労働組合(UAW)から選挙資金を受け取り、クライスラーの経営権を引き渡している。

・  彼らは膨大な政治資金をオバマ大統領に贈った。たとえば自動車労働組合は五百万ドル、すなわち四億五千万円の政治資金を送っている。

・ これに対してオバマ大統領は合わせて七百五十億ドル、七兆円に近い巨額な政府資金を投入してGMを国有化し、クライスラーの経営権をUAWに与えたのだった。

・  こうした完全に汚職に近い政治活動をマスコミから非難されずに行うことができたのは、崩壊しようとしているアメリカの自動車産業を助けることがアメリカの国家戦略として多くの国民に受け入れられたからであった。

・  アメリカは自動車に対して国家的な威信と思い入れを強く持っており、次世代の自動車である電機自動車を外国企業のトヨタに作られることには耐えられないと思われる。

・ 特にオバマ大統領が電気自動車を名指しでデトロイト再生の目玉としている以上、アメリカ政府の関係者はいかなる方法や汚い手を使っても電気自動車をアメリカに先んじてトヨタには作らせないと強く決意しているはずだ。

・  オバマ大統領はアメリカ経済を回復させるための経済財政措置をまったくとっておらず、アメリカ経済を一段と悪化させている。

・  最も重要な問題は、オバマ大統領が労働組合と大企業の傀儡であり、中小企業を冷遇していることだ。

・  アメリカの力、すなわちドルと軍事力は、どのようにしても日本が簡単に抵抗できるものではない。

・ ここでわれわれ日本が存続するためには、オバマ大統領が現在日本叩きの標的にしている大企業や大量輸出に基づく経済のシステムを変えねばならない。

・  大企業と大量生産、そして世界規模の大がかりな貿易というのは、元をただせばアメリカ型経済の仕組みであり、日本は第二次大戦による破壊と混乱の中からアメリカのシステムを学び、アメリカに助けられながら本家アメリカを脅かすまでになったのである。

・  これから日本が行うべきことは大企業と大量生産、そして大規模な貿易というシステムを変えてしまい、アントレプレナー、中小企業、さらには小規模な人々による先端技術の開発、こういったものに基づくシステムを作り上げ、豊かな生活を求めるべきである。

・  日本の大企業がアメリカの大企業と張り合う時代は終わってしまった。アメリカはもはや日本のシステムを助けるつもりはない。