ゴールドマンサックス提訴の破壊力

4月16日、米国の証券取引委員会(SEC)が、最大手の投資銀行であるゴールドマンサックス(GS)を、サブプライム住宅ローン債権の証券化をめぐって不正な金融取引を行っていたとして提訴した。

これは「ボルカー裁定」(Volcker rule)の一つだ。今年1月にオバマ大統領の金融改革を主導することになったポール・ボルガー元連銀議長が、以前から制裁したいと思っていたGSに対し「果たし状」を突きつけた。