*大激変 

中矢氏「ALTAレポート」
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 ウェブボットをはじめ、右に挙げた情報ソースが一様に見ている未来は、資本主義の崩壊であり、アメリカ合衆国による一極支配の終焉である。ドルの覇権は瓦解し、世界は一時的にしろ、政治経済的に大混乱することになる。

 アメリカ一国が崩壊するだけならまだいいが、この超大国とつながりの深い国々はみな同様の憂き目に遭うだろう。もちろん、日本も今のままではこの崩壊の波に引きずり込まれるのは必至である。しかしその様に世界がカオス状態に陥る中で、次の世の主役となる新しい文明の萌芽が生じてくる。その兆しはすでに表れている。

 最新ウェブボット予測の中から注目すべき記述を抜粋して紹介しよう(訳文は高島氏による)。

● 7月から11月にかけて感情値は激しく上昇と下降を繰り返すが、それにともない市場も激しく動揺する。この動揺の背景には米国民の市場に対する信頼の喪失がある。その様な喪失を招いた大きな要因は、米国内の革命と反乱の発生によってパラダイムシフトが起こり、人々の市場に対する考え方が根本的に変化してしまうからだ。
● それ以上に大きな影響力をもつのは、天候不順による穀物の世界的な不作である。これにより、アメリカのみならず世界的な規模で食料価格の高騰(ハイパーインフレ)が発生する。
● 食料価格の高騰はこれまでの移民の流れに大きな影響を及ぼす。これまでは発展途上国から先進国へと流入した移民が、安い食料を求めて母国へ逆流するのである。
● 2010年11月から2011年1月23日にかけて感情値地が極端に高まる期間に入る。この期間の感情値の高まりの規模は、2001年の9・11テロ事件や2004年のスマトラ沖地震津波の直前の状況よりも大きい。
● 春から感情値の蓄積過程に入るが、これは7月8日にピークに達する。そして感情値が高い状態はそのまま11月まで続く。この期間には「革命」というキーワードが極めて高い感情値をもっている。
● 春から夏にかけて人々の資本主義に対する一般的なイメージは大きく変質する。人々は資本主義を一党独裁共産主義と同じくらい否定的なものとして見るようになる。
● このような略奪的な資本主義は2010年には突然と停止する。これは11月8日から2011年1月24日の期間にやってくると思われる。
● このような中で資本主義は経済システムとして放棄され、別のシステムへと移行する。これが「革命」というキーワードの中身になる。
環境関連
● われわれのデータから見ると、環境異変や異常気象、そして自然災害はあらゆるカテゴリーに広範囲な影響をもたらしている。それは2010年に起こる最も大きな変化の要因となる。2010年戦半に発生した環境異変や異常気象、そして自然災害が原因となり、2010年後半から2011年にかけて社会のさまざまな領域に甚大な影響が出てくる。
パラダイムシフトは地球環境の変化にも起こっていることに注意してもらいたい。これはどういうことかというと、2010年には想像をはるかに超える環境異変が起こるため、自然環境に関する人間の見方が根本的に変化してしまうのである。考え方が変化することで、人間の行動も大きく変わってしまう。
闇の支配勢力
● ここでの「革命」は国民が権力を取り戻すための「市民革命」である。市民革命の発生で内国歳入庁(アメリカの国税庁)が改革される。内国歳入庁はグローバリスト(闇の支配勢力)の企業を徹底して調査して隠し資産を発見し、税を徴収する機関となる。
古代の復活(日本に関して)
 気になるのは、今回のALTAレポートにも「日本」に関する予測が出されていることである。次にその一部を挙げる。
● 7月以降、日本における「革命」は暴力的で激しいものとなる。較差に耐え兼ねてフラストレーションがたまった人々が抗議運動を起こすのである。
● 抗議運動は政権を転覆させるだけの十分な力がある。他の国々では「革命」は社会的な混乱を伴うが、日本では異なっている。日本の抗議運動は目標がハッキリしており、統制がとれている。
● 日本における「革命」は、自分の国にプライドを持ちたいという日本人の意識を背景に、経済的な混乱と将来への不安、そして食料価格の高騰と食糧不足、さらに2012年の情報リークが重なって起こってくることだ。これらの重なりは、「革命」への絶好の気運を形成する。
    意識を変えられない人々が多く出る
● 「社会的常識」を捨て新しい思想とものの見方を受け入れることは、特にアメリカでは多くの人が困難を感じ、多くの人が転換に失敗する。思想の転換に失敗した人々は環境に適応できず、死ぬことになる。
● 「世界の民衆」のカテゴリーでも同じような現象がアメリカで出てくるとある。それは、「革命」や自然災害などで環境が大きく変化したにもかかわらず、旧い価値観と世界観にしがみつき、目の前に迫った危険を回避することができずに死んでいくという人々である。
● 非常に高い感情値をもつキーワードである「革命」のエネルギーの放出期間は2011年1月23日に終了している。この日を境に新しい過程に入る。それは、政治の枠組みをつくり替え、公共サービスを再構築する過程である。2011年には、さまざまな危険や危機が迫っているにもかかわらず、人々は希望を持ち楽観的になり始める。
       クリフ・ハイによる結論

 この過程で蓄積されたエネルギーが一気に解放されるのが7月8日というわけだ。それは「革命」というキーワードと一緒になり、まさに爆発でもしたかのように放出される。それ以降、感情のエネルギーは新たな蓄積過程に入る。この過程で蓄積された感情のエネルギーがピークに達するのは11月8日である。
 この解放の過程が終息するのは2011年1月23日の夜遅くになってからである。

 そしてクリフ・ハイは、今回のレポートの最後の貢でこう述べている。

 このような危機の事態を生き抜くためには何が必要なのだろうか?その答えは明らかだ。それはフレキシビリティー(柔軟性)である。これまでの常識がまったく通用しない変化が目の前に迫っており、その変化を生き抜くためには、とことんフレキシブルで変化を受け入れ、適応して行かなければならないのだ。

 干ばつは世界規模で起こっており、タイやベトナムなどメコン川流域の東南アジアやフィリピン、北米のカナダ、ホンジュラスガイアナといったラテンアメリカ諸国、ドミニカなどカリブ海諸島の国々でもすでに大きな被害が出ている。南半球のオーストラリア、ニュージーランドでも夏季の深刻な干ばつに苦しんでおり、オーストラリア西海岸のパースでは120年ぶりの大干ばつになっているという。

 すでにウェブボットを見るまでもなく、食糧不足の懸念は起こり始めているのだ。

 巨大地震も頻繁に起こるようになってきている。ハイチ地(1月13日:M7・1)、チリ地震(2月27日:M8・8/3月11日:M7・7)など、ここのところ大規模な地震が毎月のように起こっている。

 人工地震説もあるが、ウェブボットによれば、「2010年は7つの巨大地震が起こる」ということだ。

 「地震のみならず多くの自然災害はこの夏に集中して起こる」「異常気象の原因は海流の変化である」という予測もある。

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