ボレリア症

 ボレリア症の症状は多岐に渡っているため、診断が難しい例も多々見られる。この感染症は三期に渡って症状が現れるが、そういったサイクルに全く合わない症状も往々にしてあるため、ボレリア症の典型症状のみ注目するのは危険だそうである。

 ボレリア症は1週間から稀には数年という長い期間に渡って潜伏する。しかし50%の確率で、ボレリア真ダニに刺されて数日から10週間くらいの間に刺された個所が赤く腫れてくる。

この腫れに痛みはなく、治療をしなくても腫れが自然にひくこともある。だが適切な治療を受けないと、ボレリア菌は少しずつ感染の度合を広げていく。
この第一期の症状としては頭痛、集中力低下、倦怠感、筋肉痛、発熱、眩暈、極端な発汗などが挙げられている。

 ボレリア症の第二期においては、真ダニに刺されて数週間から数ヶ月の後に強い痛みを伴う神経炎が現れる。
時には脳神経が障害を受けることもあり、そうした場合、患者は顔面麻痺や視力障害に悩まされることとなる。

 さらに数ヶ月から数年の後にはボレリア症の第三期に突入する。この時期には筋肉の炎症、骨の痛み、皮膚が変色し紙のように薄くなる症状などが見られ、最悪の場合患者は死に至る。

 これは発見が遅れれば遅れるほど治療が難しくなり、ボレリア症が慢性化する割合も高くなる。そのため、早期発見早期治療何よりもが大切だそうである。

患部と全身から抜くしかない。抗生剤は効くようです。