熱圏が崩壊してしまった!?

中矢氏 85%
 NASA(アメリカ合衆国連邦航空宇宙局)は7月15日、「天候の異常な現象として熱波と寒波が世界中で起きている」原因について公表した。

このレポートをまとめた米海軍研究所のジョン・エマート氏によれば、大気圏内の熱圏の収縮が起

こっており、「少なくとも過去43年間で最大の熱圏収縮」だと述べている。

 エマート氏は、この熱圏が大きく収縮を見せており、「崩壊した」とまで言い切っている。

熱圏の収縮はそう珍しい現象ではないものの、今年の収縮はこれまでの3〜4倍にも及んでいて、まさにそれは「崩壊」といってよいレベルにあるというのだ。

 気温の異常変動だけではない。太陽からの紫外線や有害宇宙線を吸収する層が崩壊したか、崩壊に近い状態にあるということは、地球上の生物が極めて危険な状態にさらされてしまうことになる。

 この夏は異常に暑い夏だったが、太陽光を浴びると、今まで異常に、ジリジリと焼けるような熱さを感じなかっただろうか。

   メキシコ湾原油流出事故の最悪シナリオ
 どうもBPは、この問題を早く片付け(たように装い)、世界の人々の関心を逸らせ、早期に幕引きを謀ろうとしているように見える。このメキシコ湾での原油流出事故は、まだ終わっていない。それどころか、さらに破局的な事態に向かって進んでいるようだ。

 最悪のシナリオは、地盤の軟らかいメキシコ湾の海底が崩壊し、油層が露出してしまうことだ。それはこの海域に埋蔵されている莫大なメタンハイドレート層の破壊とメタンガスの大放出をも伴う。

そうなればメキシコ湾一帯は「死の海域」となり、昨年2月に配信されたウェブボット予測が的中することになる。