日本人の8割が危険!睡眠時無呼吸症 


最近の研究では、睡眠時無呼吸症が、糖尿病や高血圧、脳卒中や心臓病などの重い病気まで引き起こすことが明らかになってきました。しかも、これまで患者さんの典型とされてきた「太った男性」とは関係なく、「女性」でも「やせた人」でも「ある理由」から簡単に睡眠時無呼吸症になってしまうことが明らかになってきたのです。

   女性患者急増の原因は「あるホルモン」の不思議な働き! 原因は女性ホルモン「プロゲステロン」の現象によるものと考えられています。

プロゲステロンは脳の呼吸中枢を刺激します。すると、呼吸中枢は横隔膜を収縮させ、肺は広がり、酸素を取り込みます。実は女性は男性よりも呼吸を安定させる働きが優れているのです。ところが、閉経をきっかけにプロゲステロンが減少することで、睡眠時無呼吸症を招きやすくしていたのです。

 対応 ☆呼吸中枢にEg入れる 最近の研究では睡眠時無呼吸症が高血圧や糖尿病まで引き起こすことが明らかになってきました。

 実は、呼吸が止まって酸素不足になることだけが問題ではありませんでした。むしろ、呼吸が戻って急激に酸素量が回復すること。これを一晩中、何度も繰り返すことが危険だったのです。酸素量が急増すると血中に「活性酸素」が発生し、血管を傷つけます。

さらに酸素量の急増を繰り返すことで眠りを妨げられると、夜に血圧を下げてくれる機能が働きません。その結果、高血圧を引き起こすのです。

 また、最近の研究では、酸素量の急増を繰り返すことがインスリンの働きを弱め、糖尿病につながることまで指摘されています。