ダイエット決定打 

           脳の錯覚 

吊り橋理論。

高所である吊り橋の上では心拍数が上がってドキドキします。その状態の人に愛の告白をすると、本当は高いところで怖くてドキドキしているのに、脳は「告白してきた人が魅力的だから自分はドキドキしているんだ」と勘違いし、相手に好意を持ってしまうのです。

「もっと食べろ」と命令する摂食中枢(外側野)と「もう食べるな」と命令する満腹中枢(腹内側核)があります。

このコントロールタワーを動かすもととなるのは、主に血液中のブドウ糖グルコース)の量です。

ブドウ糖の量が少ないと摂食中枢が作用して、「お腹が空いたな」と食欲が出てきます。食事をすることで栄養分を吸収し、血液中のブドウ糖の量が今度は視床下部の満腹中枢が働き、「ふう、お腹がいっぱいだ」となります。食欲にブレーキがかかり、食べることをストップするのです。

 ☆常に腹内側核にEg入れ、血液中のブドウ糖に常に満腹感。食べない→ダイエット 

この満腹中枢を働かせるしくみに関わっているのがレプチンです。正常な人は食事をすると体に白色脂肪細胞というかたちでエネルギーが蓄積されていきます。その結果、白色脂肪細胞からレプチンが分泌されます。このホルモンが脳の視床下部にある満腹中枢を刺激して、「もうお腹いっぱいだ。食べるのをやめなさい」という命令を出します。

 ☆白色脂肪細胞にEg入れ、そこから分泌されるレプチンにもEg入れる

☆レプチン産生遺伝子にEg入れる       

幸せホルモン・セロトニン 

セロトニン必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンから合成される神経伝達物質です。感情ホルモンの情報をコントロールして主に精神を安定させる働きをしています。

 体内のセロトニンの90%は消化管、8%は血小板に存在します。残りの2%が脳内にあるのです。

 セロトニンは“幸せホルモン”と呼ばれ、活性化していると頭がすっきりして、やる気が出ます。逆にセロトニンが減るとイライラして満腹感が得られなくなり、食べ過ぎてしまう。精神不安定になり、うつ病になることもあります。 

 セロトニンを増やすには、トリプトファンが豊富な大豆やナッツ、乳製品を食べるといいといわれます。

 また、朝日を浴びることもセロトニンを増やすのに効果的です。

 ☆脳之セロトニン産生遺伝子にEg入れる 

快感を得られるドーパミンをキャッチする受容体が少ないため、通常の人と同じだけの快感を得るためには、より多く食べないといけないということです。彼らは「食べて食べて、また食べて」ようやく快感を得ることができるのです。そして過食により、太ってしまう。

 悪循環する肥満メカニズムを引き起こしている“元凶”は、ドーパミン受容体の不足かもしれないのです。

ドーパミン受容体之メンタルレベルにEgいれる
 ヒスタミンは消火器で重要な働きをします。ヒスタミンが消化器で分泌されると、唾液や胃酸などの分泌をコントロールして満腹中枢を刺激するのです。

 よく噛んでゆっくり食べることでヒスタミンの分泌が盛んになります。ここでもゆっくり食べることがポイントとなります。

 ムスクリンが多いと太りやすい

 ムスクリンは、体の運動や姿勢を保つのに必要な骨格筋という筋肉が分泌するホルモンです。骨格筋には体内の糖分を調整する働きがあります。

そこで、肥満のネズミを調べたところ、骨格筋からムスクリンが多く分泌されていることがわかりました。

 ムスクリンが多いと糖を分解するインスリンの機能が落ち、肥満になりやすいのです。

 ☆骨格筋之ムスクリンぬく 

脂肪燃焼のきっかけ、アディポネクチン 

アディポネクチンはレプチンと同じように脂肪細胞から分泌されるタンパク質です。肝臓にある酵素の一種「AMPキナーゼ」を活性化させ、この酵素脂肪酸を燃やすことで糖尿病を抑制し、動脈硬化にも予防的に働きます。

 アディポネクチンの血中濃度は内臓脂肪の量に逆相関します。つまり、内臓脂肪が増えるとアディポネクチンは減ってくるのです。したがって、肥満になるほどアディポネクチンの分泌量が低下してきます。

 ☆脂肪細胞之アディポネクチン分泌之メンタルレベルEg入れる   

   疑似運動で交感神経を優位に

 交感神経が優位になると単純に食欲が減ります。活発モードのとき、たとえば体を動かして活動しているときは何かを食べたいということにはならないわけです。

敵と戦うときにあまり空腹ばかり感じて食欲が旺盛だと、戦うに戦えません。そこで食欲を抑えるのが交感神経だったのです。逆に副交感神経はものを食べて吸収するときに働きます。

      ☆交感神経にEg入れまくる  

   基礎代謝が減るコルチゾール
 ストレスによって分泌されるホルモンの代表格がコルチゾール(副腎皮質ホルモン)です。コルチゾール自体は適量に分泌されると分泌されるとストレスを緩和する作用があり、体にとってプラスとなりますが、持続的に分泌されるとマイナスの面が出てきます。

コルチゾールが免疫力を低下させたり、成長ホルモンの分泌を邪魔したりしてしまうのです。これにより、体内の成長ホルモンが減少します。成長ホルモンは脂肪燃焼を助ける物質なので、これが減ると、脂肪がたまってきてしまいます。

☆副腎皮質之コルチゾールぬく