ウィキリークスに震撼する権力者!

ようこそ!!淺川嘉富の世界へ 85%

 今や各国政府や企業関係者が最も恐れているのが、「ウィキリークス」から流れ出る自国や自社に関する秘密情報である。連日、マスコミはこうした情報を取り上げ、自国政府や企業に関する情報が流れるたびにトップニュースで報道している。

 彼らは決まった事務所は構えずに、情報を蓄えるサーバーは安全を期して、スウェーデンにある冷戦時のシェルターの遺構などに置いているようである。

設立からわずか1年以内に120件もの機密文書をデータベースに収集したといわれており、一気に注目を集めたのが今年4月、イラクで米軍ヘリがロイター通信記者や一般市民ら12人を射殺した場面が映された動画であった。

 米当局側は、当初、「9人の武装兵」とともに、二人のジャーナリストが亡くなったと発表していたが、今回、ウィキリークスによって暴露された映像を見ると、どこにも武装兵の姿は映っておらず、米ヘリが相手が武装していると見誤って市民ら多数を銃撃した、としか思えない悲惨な場面が映されている。