骨盤臓器脱ってどんな病気?―

骨盤臓器脱とはあまり耳慣れない病名ですが、どのような病気ですか。

 女性の骨盤の中には膀胱や子宮、直腸などの臓器が収まっています。骨盤臓器脱は、これらの臓器が本来の位置から膣の出口のほうへ下がってきて、外に飛び出す病気です。下がってくる臓器によって「膀胱瘤」「子宮脱」「直腸瘤」などと呼びます。

 骨盤臓器脱はそれらの総称で、同時に複数の臓器が下がってくることもあります。一般にあまり知られていませんが、女性の生活の質(QOL)を低下させてしまう病気です。

 出産によって、骨盤臓器を支えている骨盤底筋群に大きな負担がかかるためで、分娩の回数が多い方や難産だった方などでリスクが高くなると言われています。

また、肥満や慢性の咳、便秘で力むこと、長時間立ちっぱなしの仕事や日常的に重いものを運ぶことなど、慢性的に腹圧がかかる状態や行為もリスクになりますね。

骨盤底筋にEG入れ、そこのウイルス・フリーラジカル等抜く