福島の現地の人たちが、どれほど苦しんでいるかを、知っている副島氏 75%

 水のそばには、亡霊がいて、水辺にいる人間は、夜、水の中に引き込まれそうになるそうだ。そのように川本さんが教えてくれた。津波で死んだ人たちの霊が、海辺の大空に満ちていた。私は、そのようにどうしても強く想う。

 政府と東電への強い批判だけをし続けている。自分が正しいのだ。今の自分が正しい、と信じ込んでいる。現場と現地を知らないで、よくもああいう愚かな言論を書き込み続けることが出来るものだ。私は、原発事故の責任者(御用学者、官僚ども、東電、元凶のGEだけではない)彼らにも激しく怒っている。

 私の同志の西村肇東大名誉教授が、「福島原発事故の原因の究明」という論文を書き、4月8日に、記者会見(日本語と、英語の療法。先生の許可で、ユーストリームにも載せている)した内容は、ここの重掲にも六城君が貼り付けました。この論文を、よくよく、何度でも読んでください。そうすれば、今度の原発事故の凶事の全体像と経緯と、そして、原因がよく分かります。

 西村先生は、4月8日に、はっきりと、「チェルノブイリ原発事故で放出された放射能物質の総量の10万分の1の放射能物質が、福島原発事故では放出された。100日間の合計でも、千分の1の量である」ということを、厳密な計算式を使って証明しました。

 どうやら、日本政府の原発の御用学者たちは、「福島原発放射性物質の前放出量は、チェルノブイリ事故の10分の1ということにしよう。そこに向かって、すべての数値を作ってゆこう。だから、37万テラベクレルということにしよう。そうすれば、事故レベル7に出来る」ということにしたようだ。

 これにはIAEA(国際原子力委員会)という恐ろしい国際団体の、今は、天野之弥(あまのこれや)という日本の外務官僚上がりが、トップをやっているのが、この見るからに悪魔のような、おそろしい、冷たく笑う、あの顔をした男の背景が、私たちの日本を脅して、脅かして、脅迫して、こういう奇怪なことを、やらせている。

日本は外国の恐ろしい勢力に今も乗っ取られつつある。アルル君は、それを、「日本再占領の計画」と考えている。私も、この考えに賛成する。

 だから、原子力安全委員会保安院経産省の一部)は、チェルノブイリ事故で放出された善放射線量の10分の1(ぐらい)を、福島第一原発事故の放出された前放射能量(37万テラベクレル前後とした)と、とんでもない泥縄の嘘八百の計算数値を発表した。

それは、西村肇による「福島原発事故の原因究明論文」が出た4月8日の、翌日の9日から始まり、10日には、内部で会議に掛けられ、そして、11日と言う震災・津波から1ヶ月目の日に決断され、公表がはじまり、そして12日に発表された。