三重県二見浦の夏至祭


三重県二見浦〔ふたみうら〕には、夏至の時期だけ夫婦岩の間から朝日が昇ります。

これは夏至の日の前後2ヶ月しか見られない特別な光景です。

そして、この海中には興玉神石(沖の石)があり、昔からその沖の石は、常世の国から神が寄りつく聖なるところといわれてきました。そして、夫婦岩はその鳥居〔とりい〕と見なされていました。


また二見浦では毎年「夏至祭」が行われます。

白装束に身を包んだ300人近くの善男善女が、天照大神を迎えるために、祝詞〔のりと〕を唱え気合いを入れつつ海に入り、朝日が昇ろうとする夫婦岩に向けて歩いていきます。

そして朝日に向かって国歌を合唱をするそうです。