ソマリアの大飢饉が危険水域を超えた ソマリア南部の飢饉は既に数万人の死者を出し、毎日の犠牲者も数百人に上っている。

国連によれば、人口の半分以上に該る400万人に緊急食糧援助が必要だという。来月には雨期が訪れるが、雨は伝染病の拡大をもたらす恐れがある。

 「今回の危機を軽く見てはいけない」と、国連ソマリア人道調整官のマーク・ボーデンは言う。飢饉による死者の多くは子供たちだ。栄養失調で体力が落ちており、はしかや下痢のような一般的な病気も死につながる。