聴力を失う原因にも、聴神経鞘腫に注意 

神経鞘腫は神経を包む膜に発生した良性の瘤(腫瘍)で、経鞘腫のどこにでも発生するが、一番多いのが聴神経鞘腫だ。
腫瘍が小さく症状が出ていない場合は経過を観察するが、耳鳴り、聴力低下、顔面マヒなどの症状が認められる場合、大きさや状態に応じて、ガンマナイフ治療か手術を行う。
中には突発性難聴を起こして聴力を失う症例もあり、MRIで検査することも重要だ。

 神経を包む膜)鞘から発生した瘤(腫瘍)が神経鞘腫で、発生した場所により聴神経鞘腫、三社神経鞘腫などと呼ばれる。
 いずれも良性で、がんのように急に大きくなったり、転移することはなく、1年に1ミリ程度と成長速度が遅い。
神経鞘腫を抜きまくる