福島原発

 1号機だけを見ても、すでに建屋が吹っ飛んで、むき出しの状態。そして、格納容器が破損してもろにそこから放射線放射性物質をまき散らしているのである。

      1号機、事実上の「水棺」処理 

東電は22日の記者会見で、福島第一原発1号機の格納容器の下部にある圧力抑制室が、ほぼ水で満たされているとみられることを明らかにした。何やら「水棺」、「水棺処理」などというと、言葉の響きから、さも原発がお棺桶状態になり、もう死んだかのような印象を受けるだろう。

 もしこのまま、ド素人軍団のその日の思いつきで「水棺」などの無謀なことをやっていけば、これまですべてが裏目に出たように、今回も裏目に出て、当初の半年で水蒸気爆発の危険から、自ら水蒸気爆発ないしは格納機をぶっつぶして、内部の核燃料の一気流失の危機へとつながるのだろうと感じる。

 格納機の「水棺」が、「日本の棺桶」に早変わりするというわけです。ほんとうに外国に逃げる手はずを考えておいた方が良いのかもしれないというわけである。