日本はワクチン後進国 

日本は生ポリオワクチンの乳幼児への集団接種を実施している。生ワクチンは病原性を弱めたウイルスが入っているため、受けた人の中に稀にポリオに罹ってしまう人がいる。

最近の10年間で15人が認定されており、100万人に約1・4人とされている。

 一方、日本では未承認の不活化ワクチンは、殺したウイルスから作られているため、「ウイルスとしての働きはなく、ポリオと同様の症状が出る副反応はない」と厚労省も認めている。

 この事実を知る親は、不活化ワクチンの接種を希望するに違いない。ところが、日本ではまだ、ポリオを発症する可能性のある生ワクチンの接種を続けているのである。

 全国の乳幼児を抱える家庭で、ポリオの「ワクチン・パニック」が起きていることをご存じだろうか。
ほとんどの国が使用をやめた「生ワクチン」を、日本だけが集団接種し続けているため、なんと2割もの子供が接種を受けずに感染の危険に晒されているのである。