原子力発電所つむじ風 90%

 原子力発電所の存在意義とはまさに、放射性物質の生産にあるとも言えます。その意味では「使用済み燃料料」とは、立派な工業生産物であると言えましょう。

        原子力発電所の2次産業 

三井化学大竹工場は原子力発電所の使用済み燃料から発生する「核燃料廃棄物(アイソトープ)を扱っているとのことです。ここで今一度、原子力発電所が実際に行っている業務を優先順位の高い順から箇条書きにしてみます。

1. プルトニウム生産 ― 兵器用
2. トリチウム生産   ― 水素爆弾中性子爆弾
核融合実験炉の材料
3. アイソトープ生産 ― 医療用、実験資料、蛍光塗料、LED照明、兵器用

 あれ?発電は?と思われた方も多いと思いますが、実際には、発電はこれらの工業生産過程の余剰熱を使って水蒸気タービンを回しているだけのことであり、原子力発電所の存在意義とはまさに、放射性物質の生産にあるとも言えます。

その意味では「使用済み核燃料」とは、立派な工業生産物であると言えましょう。

しかも、上記のリストから分るように、その多くが軍事目的(兵器生産)であり、一般には民生用と思われているアイソトープに関しても、その使用目的のほとんどが軍事用であることは、もはやこの業界での常識となっています。