中暴落は続く!増田氏 フーチ 85%

 今後は株価も商品価格も7月から急騰し、アメリカの大統領選(11月)後は下げに転じ、2013年から今までの「過剰金融緩和バブル崩壊による暴落」と過去の経済成長時代が終焉し、低成長、マイナス成長時代に転換する「歴史転換による超大暴落」の「複合暴落」が起きる。6月いっぱいは中暴落状態が続くだろう。

 今アメリカ主導で世界の先進国は超低金利、金融緩和を繰り返してきたが、欧州はマイナス成長、アメリカは超低成長から脱出出来ない。

日本が例外的に高成長で経済ファンダメンタルズも良好なのは、昨年3月の大震災復興の為国家の借金がGDP国内総生産)比200%という歴史上最高であるにもかかわらず、今や無駄ではない公共投資を続けているからである。

先進国が正に「無効」で「問題の先送り」でしかない金融緩和から「日本の失われなかった20年」のジャパン・モデルに切り替えて無駄な公共投資を繰り返すなら間違いなくこのまま不況に落ち込むことは無い。

 しかしFRBも他の先進国も米大統領選までは無駄な金融緩和を続けるので7月から11月までは極短期のバブル相場になるだろう。

 来年の事を言うと笑うので今から言っても仕方がないが、「複合暴落」という市場が今まで経験したことのない「大混乱」が起きるだろう。

 それにしても欧米ばかりが新興国の代表中国まで景気が落ち込み世界経済が不況に怯えている時を選んで増税に政治生命を掛けるリーダーを持つ国があるとは世界の驚きである。

小沢氏は「増税の前にやるべき事があるのではないか」と言うが、やるべき事があろうとなかろうと世界経済の不況回復時や不況再突入時に増税してはならない。
「やっと退院した者や、入院しようとしている者の足を引っ張ってはならないのである」。

 今の時点での日本の増税アメリカにとっては大歓迎、日本にとっては悲劇。

もっとも日本の財務省アメリカの財務局第四課だから仕方がないのかも知れない。