過呼吸(過換気症候群)

意外!過呼吸二酸化炭素不足だった!

紙袋を使った応急処置を選んだ人にその理由を聞くと多くの人が「過呼吸は酸素の吸い過ぎだから紙袋の中に吐いた自分の息を吸わせて酸素の量を少なくするため」と答えました。しかし、これが大間違い!

実は、過呼吸は激しい呼吸を繰り返すうちに血液中の二酸化炭素が不足してしまう状態。

二酸化炭素は体にとって必要不可欠な物質で、不足すると頭痛、めまい、手のしびれ、筋肉の硬直などの症状が現われ、最悪の場合は心肺停止することもあるのです。

 ゆっくり吐くことを意識することで、二酸化炭素不足を解消できます。・ 息を吐くことを意識

・ 「吸う:吐く」が1:2になるくらいの割合で呼吸する1回の呼吸で10秒くらいかけて吐く(息を吐く前に1〜2秒くらい息を止めるくらいがベター)

・ 胸や背中をゆっくり押して、呼吸をゆっくりするように促す