病気の原因は過剰なストレスと低体温安保 徹 氏

 病気の原因は自律神経の偏りを生じさせる心と体にかかるストレスです。過労や悩みはもちろん薬も交感神経を緊張させるストレスの一つです。

交感神経を過剰に緊張させると、アドレナリンが分泌され血管を収縮させ、血流が滞留するので全身で血流障害を引き起こします。
また、白血球の中でもアドレナリンの受容体を持つ顆粒球がふえ、大量の活性酸素を放出して役目を終えるため粘膜で組織破壊を起こし炎症を引き起こします。

 その逆に、副交感神経優位の甘えた楽な生活は、アセチルコリンを分泌させ血管を拡張させて血流を促し、たくさんの血液が必要になり循環障害を引き起こします。

 低体温が病気を招く原因ですから、体温さえ上がれば、病気知らずで健康でいることができるのも事実です。

健康な体を維持するのに最適な温度は36.5度前後です。

このとき脳や内臓などの深部の体温は37・2度くらいになり、活発に働いています。

低体温の人は体を芯から温めていけば、快方へと向かうことになります。