治療法なく予防はワクチンのみ 

ムンプス難聴は、おたふく風邪のウイルスが内耳に入って炎症を起こしてなる。

多くは片耳で、大人だとめまいや吐き気を伴うことが多い。従来は1・5〜2万人に1人と考えられてきたが、01年、全国調査をした厚労省研究班が「3500人に1人」との推計を出した。

近畿地方の小児科医らのグループが04〜06年に7400人の未成人患者を調べた調査では、「千人に1人」に当たる7人で難聴が見つかっている。

 厚労省の研究班長を務めた喜多村健・東京医科歯科大教授は「おたふく風邪が無症状の場合でも難聴は起きる。突発性難聴と診断されたケースの中にもムンプス難聴が含まれている。」子どもの場合、自覚症状に乏しく、片耳は聞こえるため、学校の聴力検査で見つからないこともある。


おたふく風邪の後遺症

医師は「治る」と言ったが……

子どもの看病で母が感染

病名知らずに20年「正しい知識広めて」

・・・・・・ムンプスウイルスを抜きまくれば良い