交感神経と副交感神経
交感神経の働き
交感神経の主な働きは、心身を活動するのに適した体内環境にすることです。交感神経について重要なことは、「ストレスが多いと、交感神経はよく働くこと」です。現代はストレスが多い社会なので、交感神経(緊張・興奮する神経)ばかりが働いてしまいます。
すると、自律神経の副交感神経(休息・回復の神経)が働かなくなり、自律神経のバランスが乱れてしまうのです。
副交感神経の働き
副交感神経は「リラックス・休む・眠る・内臓が働く・安心感・くつろぐなどのときに働いています。主な働きは体の修復です。
副交感神経が低下すると内臓が働かなくなり、消化・吸収が行われず物質が不足します。
さらに、血管が収縮するため(交感神経の働き)体に必要な物質(酸素・栄養など)が運ばれなくなります。
体に必要なものが足りなくなり体に不調がでてくるようになってきます。
血管は栄養素や酸素以外に体温も運んでいます。眠たくなると手足が暖かく感じるのはこのためです。
眠たい ⇒ 副交感神経が働き ⇒ 手足の毛細血管の拡張が起こる⇒ 手足の先まで体温が運ばれる ⇒ 手足が暖かく感じる。
ひどい冷え性の人が眠れなくなるのは手足が冷たいために、副交感神経が働きにくくなるためです。このような方は、寝る前に手足をお湯で温めてから布団に入ると、眠りやすくなります。
手足を温める ⇒ 手足の毛細血管が拡張する ⇒ 副交感神経が働いてくる⇒ 眠たくなる。
昼食をとると眠たくなるのは、食ベものが胃に入ると副交感神経が働き、胃や腸を動かし始めます。副交感神経が働いたことで眠気が起こり、ついつい眠くなってしまうのです。
タッピング
? 指で頭を軽〜くトントン肩幅に足を開いて立ち、人さし指、中指、薬指の3本で頭をトントンたたく。力加減は軽く触れる程度で充分。
? 頭の次は顔も気持ちいい感覚で続いて眉間→眉→目の周り→鼻の下→あごへ。気持ちいいと感じる場所をゆっくり大きく呼吸しながら30秒程タッピング。
交感神経過剰からの脱出がキレイへの登竜門
なんだか疲れやすい、夜ぐっすり眠れない、気分が落ち込む、食欲がない、肌がカサカサetc.そんな不調が続いていたら、自律神経のバランスに問題ありかも。自律神経は、私たちの意思と無関係に働くもの。
とはいえ、「そのバランスは、毎日の生活リズムにコントロールされます」。
☆副交感神経にEg入れる