一霊四魂      

   一霊四魂の構造

「一霊四魂」とは、人間の心は4つの魂から成り立ち、それらを1つの「霊」がコントロールしていると考える。
それぞれの魂には、「荒魂(あらみたま)」、「和魂(にぎみたま)」、「幸魂(さちみたま)」、「奇魂(くしみたま)」という神様の名前が付いており、それらを統括するのが1つの霊で、直霊(なおひ)である。これが人間の一霊四魂という「心の構造」である。 
       
四魂の機能

・勇 − 荒魂(あらみたま)「勇」は荒魂の機能であり、前に進む力である。勇猛に前に進むだけではなく、耐え忍びコツコツとやっていく力でもある。その機能は、「勇」という1字で表される。行動力があり、外向性の強い人は荒魂といえる。

・親 − 和魂(にぎみたま)2つ目の魂の機能は和魂であり、親しみ交わるという力である。その機能は、1字で表現すれば「親」である。平和や調和を望み親和力の強い人は和魂が強い。

・愛 − 幸魂(さちみたま)(さきみたまとも呼ばれる)3つ目の魂は幸魂であり、その機能は人を愛し育てる力である。これは、「愛」という1字で表される。思いやりや感情を大切にし、相互理解を計ろうとする人は幸魂が強い人である。

・ 智 − 奇魂(くしみたま)4つ目は奇魂であり、この機能は観察力、分析力、理解力などから構成される知性である。真理を求めて探究する人は、奇魂が強いといえる。