爆破の当日、

ラソン会場で、FBIやCIAなどがテロ対策の訓練をしていた。タメルランはFBIのエージェントとして、その訓練に参加していた可能性が高い。

タメルランの自宅から手製の爆弾が見つかったと報じられたが、それが事実とすれば、タメルランがFBIと関係ない人物とは思えない。

彼がイスラム主義に傾注したのは反米的な動機からでなく、チェチェンをロシアから独立させる運動のためであり、米国を敵視せず支持していた。

爆弾の所持は米国市民を爆殺するためでなく、FBIから頼まれたエージェントとしての活動と考えられる。

 オバマ政権は「テロ戦争」の構図が国力を浪費させていると考え、イラクアフガニスタンからの米軍撤退を積極的に進めている。

政権2期目に入り、軍産複合体イスラエル右派の増長を嫌うチャック・ヘーゲルが国防長官になった。

今の米政府の最上層部は、ボストン事件でテロ戦争の構図が復権することを嫌がっている。
だからヘーゲル傘下の国防総省や米軍は、今回のテロの後、動かなかったのだろう。