アメリカ南部オクラホマ州で巨大な竜巻

アメリカ南部オクラホマ州で巨大な竜巻が発生し、広い範囲で多くの建物が破壊されるなど、大きな被害が出ており、警察などが、児童や教師が取り残されたとみられる小学校などで救助活動を進めています。

オクラホマ州オクラホマシティー郊外で、現地時間の20日午後3時前(日本時間の21日午前5時前)、竜巻が発生しました。地元のテレビ局は、巨大な竜巻がゆっくりと渦を巻きながら移動する様子を撮影した映像を伝えています。

竜巻が過ぎ去ったあとに地元のテレビ局がヘリコプターで上空から撮影した映像では、広い範囲で多くの建物が激しく破壊され、一部で火災が発生している様子も映し出されています。アメリカの一部のメディアは、死亡した人がいるという情報も伝えています。

警察によりますと、建物が大きな被害を受けた地元の小学校では、児童や教師などおよそ80人が取り残されたという情報があり、警察などが救助活動に当たっています。☆20人の地縛霊

南部・中西部で今月竜巻相次ぐ

アメリカでは、今月に入って南部や中西部で竜巻が相次いで発生しています。このうち今月15日には、南部テキサス州の北部にあるフォートワース近郊で巨大な竜巻が発生し、少なくとも6人が死亡、およそ50人がけがをするなど、大きな被害が出ています。

また、18日から19日にかけて中西部のカンザス州や南部のオクラホマ州で竜巻が相次いで発生し、広い範囲で建物などに被害が出て、オクラホマ州で少なくとも2人が死亡しました。

気象当局は、21日にかけても大気の不安定な状態が続くとして、南部から中西部にかけての広い範囲に竜巻への注意を呼びかけていました