コノ世における「死」とは

京都大学教授、カール・ベッカー(1951年〜。米国)氏は、臨死体験の統計を、医療倫理、死生学、宗教倫理の視点から研究する学者です。

数十年にわたり世界中の臨死体験について、古代から現代に至るまで研究した結果、

⑴ 死後も人間の「意識が継続する」と考えたほうが、科学的であること。

⑵ コノ世における「死」とは、1つの卒業式に過ぎず、生命という存在がたどる通過点にすぎないこと。

⑶ 死後は、自分が他人に「与えた」ものを、今度は自分が「受け取って」体験する過程が存在すること。つまり、自分が生前に他人に苦痛や恐怖を与えれば、死後は逆に自分が同じことを体験すること。

他人を助けていれば、死後に自分が助けられる経験を意識で実体験すること。

⑷ そして、最終的には今回の人生を、アノ世では自分の公平な良心が、自分を反省し、自分自身を裁き、行き先を判断すること。