マインドの法則と脳の関係

                              久瑠 あさ美氏
 ハーバード大学のジル・ボルト・テイラーという脳科学者は、脳卒中による左脳機能停止から過酷な闘病体験を通し、時間の観念と左脳と右脳の働きの役割について新しい発見をしました。

 氏は、自分の脳の復帰プロセスを観察し、綴った著書「奇跡の脳」で、「左脳が機能障害を起こすと、右脳には全く時間の感覚がない」と論じています。

 テイラー博士の左脳機能が停止したことにより、失ったのは時間の観念です。

正常な脳を持つ私たち人間は、いかにその左脳の働きである時間的観念に支配されているかが理解できます。

つまり、日常生活において私たちが「時間は未来から過去に流れる」というイメージを抱きにくくしているのは、この左脳の仕業であるといえます。

  また、博士は左脳を失うことで「不安がなく安らぎ感に満たされる」「左脳だけになったとき、他人との区別がなく、あなたも私も一つで、自分のいる周りの空間とも自分は一つに溶け込んでいた、そしてこの上ない至福の中に浮かんでいた」と述べています。自身には根拠があってはならない。

 ☆不安、青斑核、扁桃核、期待のトラウマぬく