日本ルネッサンス 

     朴槿恵対日外交の絶望的意固地
                               櫻井 よしこ氏
                               フーチ 90%
 ヘーゲル国防長官は2月24日、来年度の国防予算の方針を発表した。極めて大幅な削減である。米陸軍を52万人規模から44〜45万人へと、戦後際小規模に縮小するのをはじめ、空軍の古い世代の攻撃機A−10は全廃、海軍の空母は11隻体制から10隻に、海兵隊は19万人体制から18・2万人に縮小される。

 これらは第一段階の軍縮にすぎず、さらなる軍事費削減政策が続けば、米軍は複数の大規模有事発生の場合、「二正面作戦」は出来なくなると、ヘーゲル長官が語っている。

 韓国はどうするつもりか。再度強調したい。すでに有事の北朝鮮朝鮮半島を窺う中国、米軍の直面する厳しい削減―日本と中違いしている場合ではないだろう。こんなことも見通せない朴大統領の限りない意固地は、指導者としての無能を示していないか。

 だが、日本の現状もほめられたものではない。この厳しい安全保障環境にも拘わらず、いまも集団的自衛権に反対する人々がいる。
その人々は憲法改正を行ってからにせよというが、そこまで中国が待ってくれると、本気で思っているのだろうか。