人類の行方と周波数

増川いづみ
DNAは言葉と振動(周波数)により変容する

 各細胞の中にある染色体を構成するDNAの二重螺旋をほどいて繋ぐと、1個の細胞で約2m、人は約60兆個の細胞で出来ているので、全細胞では約1200億キロメートルもの長さになります。この数字はなんと太陽系の直径・約120億キロメートルの10倍にあたりますが、重さはなんと全人類のDNAを集めても米粒1、2粒くらいしかないそうです。

 この超ミクロな世界に精妙な生命の設計図が書かれているがゆえに人間は「ミクロコスモス」と言われるのでしょう。DNAの中で遺伝情報として意味のある部分は3〜10%以下しかないといわれ、残りの90%〜97%の部分は働いていない「ジャンクDNA」といわれています。

 2009年10月、「DNAは言葉と振動の影響で頻繁に再プログラムされている証拠が見つかった」という衝撃的内容が、ロシアの科学者らにより発表されました。

 彼らは「生命は愚か者などではない」という確信のもとに「ジャンクDNA」を調査する冒険がだいぶ前から開始され、この調査には、言語学者と遺伝子研究の第一人者たちも加わりました。
 その成果は革命的であり、DNAは、私たちの肉体を作る元となるだけではなく(データの記憶のみならず)、コミュニケーションの記憶も蓄積している可能性があるということです。

 ですから、日常的に繰り返し使用される周波数を発振する言葉の響きがDNAの変容へ影響を与え、かつ遺伝情報としても伝達されていくということは、日々使われる言葉や観念から発振される周波数が遺伝子の未来を決定していくことになる可能性が充分考えられるのです。

超高周波が人間に与える影響

 人類が誕生した場所である森には、自然エネルギーに満ちた人間の可聴域上限を超える超高周波を含んだ音が満ち溢れています。デジタルを使わない鳥や虫たちの声、川のせせらぎ音、森を吹き抜ける風の音、枝や葉の擦れ合う音…。

こういった自然音が、脳幹、視幹、視床下部などの脳深部の基幹脳を劇的に活性化することがわかっています。脊髄から基幹脳は、心地よさ、美しさなどのあらゆる感動、恒常性や防御機能を司り、自律神経とホルモン分泌の正常化を促し、健康を支えている生体機能に良い影響を及ぼすとされています。