五色人

五色人の発生を伝えるものとして、日本の由緒ある古い神社で祭りの時用いる五色旗があります。

また宮中における天皇即位の儀式にも、中央が黄色で左右に赤、青、白、紫(黒)の配色による幕が用いられます。

これはかつて世界中から日本へ、十年に一度あるいは二十年に一度という具合に五色人が集まってきたことの名残りなのです。

このほかに鯉のぼりも五色人の謂れを伝えるもので、本来は黄の鯉のぼりを一番上にして、次に赤、白、青、黒の順につけるべきだったものが、いまでは意味が忘れられ、デタラメになってしまったのです。