自分にとって本当に良い健康法と

良くない健康法の見分け方

 副交感神経は血行を促進し、筋肉の緊張をほぐしてリラックスを促すため、免疫力も正常に作用します。健康診断が病気を招く。

 もしその人が健康診断を受けなかったら、癌の告知さえされなかったら、わずか2年で命を失うことはあっただろうか。どう考えてもありえないわけです。どこか調子が悪いということは、身体が今の環境に耐えられなくなったシグナルとして受け止め、生き方を見つめ直す機械と考えた方がいいのです。

 中高年の男性の多くが心臓病、消化不良、高血圧、頭痛、腰痛など深刻な身体障害を抱えているというのが実情です。さらに癌についても、過酷な環境因子が導くストレスが大きな原因になっていると私は考えています。これらの共通点は交感神経緊張症です。

     すべての病気は重力が係わっている

 重力があるため人間は、骨と筋肉が身体を支えるためにも、心臓の上部にある脳へ大量の血液をめぐらせるためにも、非常に大きなエネルギーを必要とします。ところが人間の細胞というのは働くことに、更新(新しい細胞に生まれ変わる)することの二つを同時にすることができません。

このため細胞自身が更新を始めるのは、エネルギーが解放されたときだけなのです。いわゆるエネルギーから解放されるときというのは、心身がリラックスしている状態をさします。

 免疫力が「クスリ依存」から受ける弊害

 クスリの長時間使用で免疫力が低下して、体調は悪化の一途をたどります。そして近い将来、必ず新たな病気の発症に結びついていくのです。

 現在の西洋薬の多くを占めているのは、糖尿病や高血圧、高脂血症、心臓病、癌、潰瘍性大腸炎アトピー性皮膚炎、気管支喘息などといった慢性病がほとんどです。

そしてこうした多くの病気に対して、現代医療の出した答は「これらは、治せない病気である」というもの。

「一生の病気だから、根気強く付き合っていきましょう」というのが、多くの医者の合言葉になってしまっているのです。

    リンパ球がもっとも良く働く体温とは
 リンパ球は体温が38度から39度くらいのときにもっとも活発な働きをします。人間の平均的な平熱である37度程度では、リンパ球は風邪のウイルスと対等に闘うことができません。

高熱が出るというのは、ウイルスと闘うためにリンパ球が働いている証拠で、風邪の初期症状で悪寒がするというのは、まさにリンパ球がこれからの戦いに挑む“武者震い”ということができます。

だからこそ熱が上がりきると悪寒は引き、リンパ球が風邪のウイルスと闘っている最中は汗がでて熱を下げていくのです。

 このようにリンパ球が風邪のウイルスと闘っている最中に、むやみにクスリを飲んではいけません。

   免疫力は“治ったあと”が一番いい状態
 風邪をひくときは“しっかりひく”ことが肝心。1度しっかりひいてしまえば、当分は免疫力の働きによって風邪をひくようなことはないのですから。

 西洋薬というのは、急性症状を一時的に和らげて身体の負担を少なくしようという効力しか持ち合わせていないのです。

そうしたクスリを慢性疾患に延々と使っていれば、身体がおかしくなっていくのは当たり前のことです。

 よく「腎臓の障害は音もなく進行する」と言いますが、それは間違いです。腎臓病の悪化は無茶なクスリの投与によって進行していると考えていいでしょう。


医食同源”という言葉がありますが、東洋医学には、食によって健康を維持するという思想があり、体温の上がる食べ物を推奨しています。
にんじん、大根、ごぼうなどの根菜類やイモ類、豆類、ネギ、生姜、白菜などには身体を温める効果があり、東洋医学の見地からも推奨される食べ物です。

 こうした身体を温める食べ物の多くには、ビタミンEやビタミンCが豊富に含まれています。

ビタミンEには血行を促進させる機能があり、ビタミンCには血液中への鉄分を吸収して促進して毛細血管を活発にさせる働きがあるため、これらの食べ物をとることで、低体温や冷え性などを改善していくことになるのです。

塩分不足が疲れにつながる。疲れやすい、むくみがある…これらはすべて塩分不足が招く弊害なのです。身体が欲しているなと感じたときは、あまり神経質になりすぎず、塩分をとるようにしたいものです。