根絶不能のイスラム国

       ホラサンは米本土への脅威

 世界の新たな恐怖はここから始まる。

ジハード勢力間の競争が今や開始されたのだ。ジェームズ・クラッパー米国化情報長官(DN1)は9月28日にワシントンで開かれた情報関係の会議でホラサンが「米本土への脅威という点ではイスラム国と同じ程度だ」と危機が切迫している事情を訴え、ニューヨーク・タイムズ(NYT)国際9月22日付が一面トップ扱いで背景を報じた。

       ロシアや中国も聖戦の対象
 いまのところ欧州諸国でシリア空爆に付き合った国はないが、みなテロには震え上がっている。

欧州と対立していたロシアも9月4日にはイスラム国から「南部チェチェン共和国を含むカフカス解放」を通告され、新疆ウイグル自治区武装グループとイスラム・テロとの関連を信じている中国も渋々ながらシリア空爆に反対できなくなった。