内閣府食品安全委員会が警告

ポテトチップスで「ガン」になる！

　この10月、内閣府の食品安全委員会が、「ポテトチップスなどに含まれる化学物質アクリルアミドは遺伝毒性を有する発がん物質」だと正式に公表したのだ。

そもそもアクリルアミドとはどんな物質なのか。本来は地下工事の際に使われる土の凝固剤、ガラス繊維などの接着剤、アクリル系塗料の原料などに使われる科学物質で、「劇物｣に指定されている。

「ジャガイモなどの炭水化物を多く含む食品を高温で揚げり焼いたりした際に、アクリルアミドが生成される。」

「もともとジャガイモにはアクリルアミドは含まれていませんが、120℃以上の高温で加熱することによって、ジャガイモに含まれるアスパラギンというアミノ酸が、ぶどう糖などと反応して『アクリルアミド｣に変化くのです。

この「遺伝毒性」とは、子孫に伝わるという意味で、はなく、染色体やＤＮＡに直接悪影響を及ぼし、細胞が突然変異を起こしてガン化する恐れがあるという意味である。